短歌イベントレポート

文フリやシンポジウム、朗読会といった短歌のイベント、短歌を詠んでいる方が出られているイベントのレポート

2014年7月27日 (日)

7/19大阪短歌チョップ まちライブラリー@大阪府立大学

街角の理髪店には本当の覚悟の笑みを知る人がいて


これは7/19のお話。
大阪はまちライブラリーで行われた短歌イベント、大阪短歌チョップへ行ってきました。

このイベントは関西を拠点に活動されているいわゆるネット歌人の人たちが主催した「短歌に関わる人たちには興味深く、短歌を知らない人たちには親しみやすく、」(大阪短歌チョップHPより引用)
というコンセプトで行われたイベント。
会場になったまちライブラリーは今回のイベント主催の一人で関西の空き家歌会の主催でもある牛隆佑さんが定期的に開催している借り家歌会の会場でもあります。
(まちライブラリーの紹介は後述)

イベントは200首以上もの短歌が集まったうたのかべ、朗読、競技かるたの実演、トークイベント、短歌喫茶うたたねなど関西を拠点に活動されている歌人さんたちのメインコンテンツを中心に構成。
イベントの中にはゲストでだいたひかるさんが来場されうたのかべに投稿された短歌を語るイベントもあり、人によっては懐かしいと感じる場面もありました。

個人的な話になりますが、今回の一番のトピックスはヒロマルさんにお会いできたことにつきます。前々からタイミング合えば会おうという話はしてましたので。
次はあっちでゆっくり飯でも。(笑)
白井雪路さんにお話しさせていただきましたが、本当に短い時間で申し訳なかったです。
もう一つのトピックスは、ディクシットというゲームをちょっとアレンジした「上の句meets下の句」というゲームが非常に面白かったこと。
ちょっと長くなりそうなので別記事立てますが、これの面白さはどういうところか。
短歌を本当に知らない人たちにも気軽に遊んでもらえる可能性があるところが一番のツボだと思います。親は短歌を知っていることが条件になりますが、プレーヤーに関しては短歌を全く知らなくても楽しめるはずです。同時に短歌を知るきっかけにもつながると思います。

会場のまちライブラリーの話になりますが、実はこれは施設名ではなく活動の名前でもあります。(詳細は公式サイトにて)今回の会場は大阪府立大学観光産業研究所の社会実験プロジェクトの一つ。場所も大阪府立大学の敷地内ではなくやや離れたところにあります。(なんばからだとこっちの方が近い)
ある意味では、本と人とが出会い、場所、イベントも含めたすべてを関わった人たちが互いに育っていく、それがまちライブラリーなのかもしれません。
ここ以外にも同様の活動が70箇所以上あり、NPO的活動から一般の企業までその顔も様々。
一覧も掲載されており、場所もある程度掲載されているため自分の近くにあるのであれば一度行ってみるのもありかと思います。

イベント主催の牛さん、田中ましろさんはじめスタッフの皆様、まちライブラリー運営スタッフの皆様、お会いできた全ての方に感謝。お疲れさまでした。

2014年5月 6日 (火)

5/5文フリ&COMITIA108個人的手記

一人での旅が、こんなに寂しいだなんて。

これは5/5文学フリマおよびCOMITIAの個人的手記になります。
あれこれ無軌道に書きますのでご了承ください。

今回は短歌クラスタ的な大きなイベントはないだろうと思っていた文学フリマですが、歌人穂村弘さんの作品『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のトリビュート本(以下:手紙魔まみトリビュート本)が販売されることがTwitterなどでアナウンスされており、それが大きな話題になった模様。
それ以外だと文フリ会場での無線LANサービス。
これはおおむね好評で回線混雑などはなく、接続そのものも良好だったと感じています。

ここからは自分の話。

当日11:30に会場入り。これは先ほどの手紙魔まみトリビュート本が売り切れ御免のアイテムだったため。…自分で購入するわけではなかったのですが、おつかいを頼まれているというのも理由にありました。ちなみにおつかいにかんしてはほかにも売り切れ御免のアイテムがたくさんありました。

おつかいが終わって久しぶりに会う友人知人と話をしたり、はじめましてのご挨拶をしたり。
きっかけづくりのお手伝いができたのはいいことなのかもしれません。
13時ごろに一旦COMITIA108に向かうため文フリ離脱。

COMITIA108は愛知を中心に活動しているイラストレータ大谷ひみさんが出店されてるのもあって顔を出してきました。
昨年末のクリマではお会いできなかったんですよね、自分の都合で。
その時の新作を見せていただいたり、自分の今後の話をしたりと双方にとって意味のある時間だったと思います。関東にはなかなか行かない方なので、偶然いらっしゃった多方面のつながりの方と名刺交換されていたりと、いい時間だったと思います。

文フリ会場に戻ったら手紙魔まみトリビュート本ブースに穂村弘さんがいらっしゃっていることをTwitterで発見。それも、投稿は16秒前。
当日別のブースで出展していた友人の中森つんさんにその話を伝えたら、高速で穂村さんのところに向かわれました。(笑)これはある意味奇跡だと思います。
お会いしたかった方も多かったのでは?

結局戻った後、終了少し前にイベントにさよならしました。
今回は一人じゃないとできないイベントはしごをしたわけですが、たまにはこういうのもいいですね。ビッグサイトはちょっときつかったけど。

文フリおよびCOMITIA運営サイドの皆様、お会いした全ての方に感謝を。
お会いできなかった方もいらっしゃったので、縁がありましたらお会いできますことを。

東京での文フリ参加は一年後になっちゃうんだよな、仕方ないけど。

5/5 第十八回文学フリマ@東京流通センター

安定と打破と。

これは5/5の話。
東京流通センターで行われた第十八回文学フリマに行ってきました。
(公式サイト http://bunfree.net/)
文フリに行くのも都合六回目。
イベントの雰囲気もわかっていて、会場に入ると一瞬戻ってきた感覚を覚えます。
今回の文フリの注目ポイントは会場内に設置された無線LANサービスの提供。
株式会社インターネットイニシアティブ様の無線LANサービスを使って会場内でPC、タブレット、スマホのWi-Fi接続が利用できるというもの。
今回は試験的に導入という形でしたが、できれば毎回続いていただけたらなぁと感じました。
大阪でも可能であれば同様のサービスがあってもいいと思います。
流通センター内はつながりにくいわけではありませんが、タブレット端末を持ち歩いたりする場合に片方はWi-Fi接続にしておけばWebカタログも見やすいでしょうし。
回線が混雑して使いにくいということはなく、良好な状態でした。
気になったのは1Fと2Fのホール内をそれぞれでカバーしている状態だと思われたため、つなぎっぱなしにしていると2Fのエスカレーターを上がったところ(見本誌コーナーの辺り)で接続が途切れてしまったこと。
今回の設備だと仕方ないことかもしれませんが、これが改善されるといいなと思いました。
ネット配信についてのガイドラインも設定されていましたが実際に配信されていた出展者の方はいたのでしょうか…?知ってる範囲ではどなたもやられていないように感じています。
無線LANサービスそのものが会場内でゆっくりできる手段の一つ(良くも悪くもネットでいろいろつぶせるわけですし)ではありますのであとは出展側も運営側もどう活用していくかに注目が集まりそうです。
また、文学フリマのイベントとしての安定感は非常に高いと思います。イベントの立ち位置もそうですが、運営レベルも含めて安定していると。準備作業、設営撤収の効率化も含めると、ほかのイベントではなかなかこうはいかないでしょう。ネットワークサービスを十分活用して行われているイベントモデルとしても、それ以外の面でも他のイベントが参考にできるのではないでしょうか。
ちなみに当日購入したのはほとんどが短歌のもの。これは自分がTwitterなどで短歌を詠んでいることもありますし、友人から購入依頼があったため。こういうところは短歌クラスタのオフ会にもなっているような感覚でしょうか。
今後の動向を気にしつつ秋の東京に参加できないので一年後を楽しみにさせていただきます。 (大阪にはいきますが)
事務局はじめ運営の皆様、株式会社インターネットイニシアティブ様、当日お会いした全ての方に感謝。ありがとうございました。

2013年12月31日 (火)

12/21関西短歌忘年会とその翌日

縁、なんだよな、やっぱり。

これは12/21と22のお話。
この二日間は関西で開かれた関西短歌忘年会に参加してきました。
会の前には空き家で空き家パラダイスという歌合会があったそうですが自分は都合により不参加。
結果オーライでしたが。(苦笑)

一年ぶりに会えた人、もっとお久しぶりな人、うたのわやSNSでつながっていてやっとお会いできた人、本当の意味ではじめましてな人、いつもあってる人…。本当に多くの方にお会いできた時間だったと思います。
こういう機会に自分が参加できることがありがたいと同時に、またここに来られるような一年にしたいって思った時間でした。

毎回お店選びも素敵なのでそういう意味でも楽しい時間です。
一つだけ本当に申し訳ないと思ったのは、企画の引き運…。
あのドロー運を普段の自分に下さいと強く強く思いました。(爆死)

翌日はちょっと無理を言ってランチ会とカラオケに参加。
割と歌いたいところをうたったつもりで、メンバーもちょっと考えて歌いました。
この日が歌いおさめになりましたが、歌うことは来年もきっと続けるでしょう。
まだまだ一緒に行きたい人もいますし。

お会いした全ての方とスタッフ様に感謝。
来年もよろしくお願いいたします。

2013年12月 1日 (日)

新鋭短歌シリーズ出版記念会 日本出版クラブ会館

終わりと始まり。

これは11/30のお話
東京は神楽坂で開催された新鋭短歌シリーズ出版記念会に参加してきました。
これは福岡の出版社書肆侃侃房さんがはじめられた短歌シリーズ。
今年の五月から隔月で三冊ずつ、合計十二冊の歌集が出版されることになっています。(シリーズ第四陣は今月上旬発売です)
この日は午後一時より出版記念として三部構成のトークセッション、午後五時半より立食形式の懇親会が開かれました。

トークセッションは次のように展開されました。
第一部はシリーズの監修を担当された加藤治郎さんと東直子さんに加えゲストに光森裕樹さんをお迎えして「歌集を出すかもしれないあなたへ」という題で行われました。
それぞれ第一歌集を出版した時期が80年代、90年代、2000年代ということもあり、第一歌集を出すプロセスの変化を踏まえながら第一歌集を出す意味を問い直す時間だったと思います。
今の時代に「若手」にカテゴライズされる人たちにとって、このトークセッションでの光森裕樹さんの発言には注目すべき点がたくさんあったのではないかと思います。以下レジュメや発言から一部抜粋。

 ・自費で歌集を出すことについて(出すこと以外の)挑戦をしてほしい
 ・出版のためのコスト以上に得るものがあるかを考えてほしい
 ・出版するときはすべて一人で考える必要はない

下地として光森さんの自費出版の経験談を踏まえたものになりますが、とくに自費出版の場合、百万から百五十万ほど費用がかかるそうなので、そのコスト以上に自分自身にも得られるものが果たしてあるかを考えてほしいと。さらに、出す際には一人では到底出来ることではないので短歌の分野で頼れる人、出版のあれこれについて頼れる人などに相談してほしいということも話題に出ました。

第二部は「短歌を遠くへ届けたい!」というトークセッション。
堀合昇平さんを進行役に田中ましろさん、陣崎草子さん、木下龍也さん、嶋田さくらこさんによるこれまでとこれからの活動についてお話しいただきました。
一番最初にましろさんが提示した短歌を詠まない43人に聞いたアンケートの結果は切り口がましろさんらしいと思ったと同時に短歌のイメージがご認識されていることを痛感させられるものだったと思います。
これを踏まえて、ましろさんのこれからはうたらばやつながった若い歌人たちが結社に接触できる流れを作っていきたい、ということでした。

陣崎さんは絵本作家でもある方で、ダ・ヴィンチで連載中の「短歌くださいイラストも描かれている方です。非常にご自分の世界と言葉についての感覚をお持ちでした。言葉が持つエネルギーや情報量を扱う時には時に短歌という形態をあきらめることも必要という意見も出てきました。

木下さんは出版後も各媒体に投稿されている理由を野球の打席数にたとえ打席に上がれるチャンスがあるならば立ち続けたいとお話しされており、これまでもこれからも変わらない姿勢であることを強調していました。

さくらこさんは、今回加藤治郎さんに監修いただいたわけですがこれが誰かに教わった初めてのケースであり、これがご自身の自信と安心感につながったというお話がありました。もちろん、うたつかいにも言及があり、輪転機さんが頑張ってくれる限り続けていきたい旨を宣言されていました。

第三部は岸原さやさんを進行役に、斎藤真伸さん、鯨井可菜子さん、望月裕二郎さんによる「新鋭短歌シリーズの歌を読む」トークセッション。
この時間では登壇者の読み方の個性が存分に発揮させていたと思います。
鯨井さんの考察の切り口(西野カナやちはやふるを引っ張ったり)に引っ張られたと思えば斎藤さんの的確にポイントを押さえた読みがあり、望月さんが一首評であげた歌は時折会場が笑ってしまう(注:非常にまじめな評であるからこそ)一幕も。
駆け足だったとはいえ、切り口の一つを提示していただけたと感じることはできたでしょう。

この後、逝去後このシリーズで新しく歌集が出された笹井宏之さんのお父様である筒井孝司さんから笹井さんの短歌に関する現状について少しお話がありました。笹井さんが書肆侃侃房で歌集を出していなければ、今回のお話はなかったと思います。

その後の懇親会では久しぶりに薫智大介さんとお話したり、そうかと思えば今回のスタッフの方の何人かとお話させていただいたりとゆったりと濃い時間を過ごさせていただきました。

今回の出版記念会の中で改めて第二弾に関して発表があり、公募すること、その内容も発表されました。
自選三十首で歌集未収録であれば、既発表でもかまわないということはネット上で活動している方に大きく配慮した形だと思います。
これを機により多くの歌人さんが挑まれることを願っています。

非常に駆け足ではありますがイベント自体の振り返りをさせていただきました。

当日お話させていただきました皆様、本田響乃さんをはじめスタッフとして活動された本田組の皆様、本当にありがとうございました。
そして、改めて歌集を出版された十二名の歌人様、監修の加藤先生、東先生、書肆侃侃房様に最大級の感謝を。

拙いレポートですが、これにて終わらせていただきます。
お読みいただきありがとうございました。

2013年11月 4日 (月)

11/3、4東京行き

というかこれも東京で書いていたり。(笑)

これは11/3と11/4のお話。
11/4に行われた文学フリマに行く予定で日程組んでいたのですが、その前の土曜日と日曜日に東京ビッグサイトでのデザインフェスタがあり、いい機会だと思ったので二泊三日の予定でプランを立てたのでした。

11/3のデザインフェスタは実は今まで行ったことがなく。
というのもデザフェスと文フリの日程が大体ずれていたから。
今回は運よくつながった日程だったため両方のイベントにいけたわけです。
初めてのデザフェスの印象はとにかく広いこと。
規模がぜんぜん違う。
しかし、似たような雰囲気の出展者(主にイラスト系)が多い印象も同時に受けました。
また通路は広いけど人も多いことは注意点。
自分の都合もあって午後3時半に撤収しましたが、それからもどんどん来場される方がいたのはちょっとびっくりでした。

11/4は恒例の文学フリマ。
今回も都合がついたので谷川めぐむさんと一緒に会場へ。
今回は短歌クラスタも本当に全国から集まっており、北は北海道から南は福岡まで出展者、参加者問わず一時的に集まっていました。
買い物と陣中見舞いと、ちょこっと必要な打ち合わせを行ったらその時点で会える人に会う以外はやることがなくなってしまいましたとさ。
その後は現地で一緒になった中森つんさんと、つんさんの友人と4人でお茶してました。
こういうときにしか会えないからこそじっくり話もできたのでいい時間になったと思います。
いくつかやり残しがある日にはなったけど、次があるような気がします。

二日間でお会いしたすべての方、めぐむさん、つんさんと友人さん、ありがとうございました。

なお今回の文フリは、ほとんど会場にいなかったので公式トラバを飛ばすほうの記事は書かないですー。この記事も飛ばさないです。

2013年10月27日 (日)

10/20紀伊國屋グランフロント大阪短歌フェア

ぶらり大阪。

これは10/20のお話。
9/21から11/15までグランフロント大阪南館6Fの紀伊國屋書店で行われている大阪短歌フェアに行ってきました。
以前に歌会たかまがはらの公開配信で行ったときはちょうど始まる前で、そこからなかなか行く機会が得られなくてやっとこの時期に強行軍で行ってきました、というわけ。

大きな円柱の陳列棚にプロアマ、携帯問わず様々な作品が展示され、販売、配布されていました。
自分がそこで手に入れたものは次の通り

短歌なzineうたつかい2013年9月号
かばん2013年8月号
猫は踏まずに(本多真弓/本多響乃)
31文字の可能性。(書肆侃侃房)
鳥居さんの短歌ポストカード

今回の買い物のメインは実はうたつかいだったりします。
毎回参加していたんですが、この号だけ参加できなかったため。
次号は詠草送っているのでこの先は何とか詠草を送りたいところ。
猫は踏まずにとかばんはつながりある方の歌集だったり、レポートが掲載されているからですね。
新鋭短歌シリーズのフリーペーパーだけ手に入れたのは歌集を買っても積読本が多くて後回しになっているから。(苦笑)
逆に言えば、これくらいの分量のほうが気軽に読めて自分にはいいのかもしれません。
(読む体力的に)

ほかにもあちこちからネットプリントがお店に寄せられており、今まで見逃したものや今回のための新作もいくつかあったので興味がある方は是非一度ご覧ください。
入場は無料ですし、フリーペーパーはTake Freeです。

こういう形で注目されることがまた、新しいきっかけを生みますように。
(そういえば、紀伊国屋さんは東でも西でも短歌に関してあれこれ動いていただいているいんしょうがあります)

ありがとうございました。

2013年10月10日 (木)

10/6星くず朗読会@ブックカフェ槐多

ずっととらわれている世界があって

これは10/6のお話。

この日は東京の明大前駅すぐ近くのブックカフェ、ブックカフェ槐多で行われた星くず朗読会シリーズ13に行ってきました。
この会は詩人の平岡淳子さんがセルフプロデュースされている朗読会でゲストさんの表現とコラボレーションしてそれぞれの世界観を活かしながら行われています。
今回のゲストは歌人の倉野いちさん。
それに合わせてサブタイトルも「男と女と歌と詩と」。
恋愛の短歌や、色っぽい短歌、お酒の短歌に定評のあるいちさんならではのタイトルです。

当日は田中ましろさんが制作された冊子も来場者に配布され、3月にましろさんご自身がゲストだったときと同じように耳で聞き、目で見て感覚でより楽しむことができるようになっていました。
前回の冊子との違いはビジュアル面がましろさんのイラストから写真に変わったこと。
特に線路の写真は、使われてた連作と組み合わさって非常に素敵な印象を持ちました。

平岡さんの詩もときに直接的な表現があったり、時に極端に離れたり。
併せて感じることでより世界が広がる。
今回、披露された詩以外も併せて読んでみたいと思います。
幕間のフリートークは非常に面白くて笑いをこらえきれませんでしたが、そのギャップもこの会の魅力かもしれません。

会の後は平岡さんと、この会に来場されていた山田水玉さんと三人でピッツァでディナー。
長い時間ではありませんでしたが、様々なフィールドのお話が出てきて。
充実した一日を過ごせました。

今後の朗読会の情報は星くず朗読会のブログ(http://stardustreadings.blogspot.jp/)でご確認くださいませ。お問い合わせ、観覧の予約もブログ内にアドレスがありますのでそちらから。

ほかの告知としては、平岡さんが編集に関わられている季刊雑誌「詩とファンタジー」では投稿も受け付けているそうです。
三行詩はネット上でも募集されています。
短歌も三行にできれば投稿できるのでご興味あればご参加を。

また、平岡さんも倉野いちさんも来月東京の流通センターで行われる文学フリマで出店されますのでお二人にお会いしてみたい方はこの機会にぜひ文学フリマへ!

平岡さん、いちさん、改めて本当にありがとうございました。素敵な休日を過ごせました!

    2013年8月25日 (日)

    ナイル短歌工房シンポジウム@横浜ラジアントホール

    これからの短歌を考えるものとして。

    これは土曜日のお話。
    横浜のラジアントホールにて開催されました、ナイル短歌工房のシンポジウム「これからの短歌~その可能性と未来~」を聞いてきました。

    今回、このイベントに参加できたきっかけはナイル短歌工房、グループ四季に所属されているTwitterのいないずみ。さんからお誘いがあったからのとパネリストに田中ましろさんが出られることが大北理由です。

    今回のシンポジウムのテーマはタイトル通り、これからの短歌を考えるというもの。
    広いテーマではありましたが、様々な角度からこれからの短歌についてパネリストの方々から貴重なお話が聞けたと思っています。

    東直子さんは80年代から2010年代に第一歌集を発表された方で出した時の年齢がほぼ35歳以下の方から一首引用して温故知新というか、今までの流れを再確認するという形のお話でした。

    荻原さんは「新しい短歌がなぜわからないのか」という観点から話をされていました。
    君が代を土台として、寺山修司、塚本邦雄の歌を読み解き、そこから俵万智、穂村弘の歌に触れていきます。「表現が平易なものなのに、この短歌の良さがわからない」と評価されていたその理由も話題に出てきました。話の最後に取り上げられた斉藤斎藤と永井祐も含めて、わからないものにもわからない理由がそこに存在しているのではないかという認識がどこかに含まれているように感じました。

    平岡直子さんは口語短歌における「短歌的な我」についての考察をされていました。
    瀬戸夏子の短歌について、多様な「私」のコラージュ(引用の編集や本歌取りを多用)だという見解は興味深いとその時感じました。

    田中ましろさんは先日のTwitter上で行ったアンケートの結果をもとにこれから短歌をどう盛りあげていくのかを提案されていました。
    結社に所属しなくても結社でできることのいくつかができるようになっていることを踏まえて、結社に所属する意味はなにかを考えたり、短歌を詠まない人を詠む人にしていくために何ができるかなどの提案もなされていました。現在、結社の外側で起きているムーブメントを分析する上でも意味のある資料だったのではないでしょうか?

    フラワーしげるさんも新しさについての考察をされており、こちらは他の芸術の解釈から新しさに関する考察がされており、平岡直子さんが前述されたようなコラージュとしての短歌の存在に触れていました。

    斉藤斎藤さんは短歌は改めて一人称の文芸であることを強調したうえで、既存の短歌や歌壇を支えていた枠組みが維持できるのか、という提言も。

    時間の都合でどのパネリストの方もあまり深くまで話ができなかったのはもったいないところではありましたが、これからの短歌を考える上での貴重な資料が提示されたのではないかと感じています。

    自分の都合もあってその後の懇親会は不参加でしたが、そうしないほうが結果的には意味が寄り合ったのではないかな、と後悔しました。

    関係者の皆様、特にお誘いいただいたいないずみ。さん、パネリストの皆様、お会いした全ての方に最大級の感謝を。

    非常に勉強になりました。ありがとうございました

    2013年4月15日 (月)

    第十六回文学フリマin大阪 個人的記録(長文注意)

    結論:移動しながらの仕事は不向き。

    全然関係ない前フリですが、これは十四日に大阪は堺市産業振興センターイベントホールで行われた第十六回文学フリマin大阪の個人的記録になります。(公式トラックバックはしません。それは別記事です)

    現在、ツイッターの短歌クラスタを牽引している地域と言えば間違いなく僕はこう答える。

    「関西」と。

    うたらばを手がけられている田中ましろさん、短歌なzineうたつかい編集部はほとんどのメンバーが東海以西で編集長の嶋田さくらこさんは関西圏の方だ。それ以外にも関東の空き地歌会の関西版でもある空き家歌会とそこから派生した空き家での集まり、今回の文フリ前日に本戦が行われた天下一短歌会、臨の会、橿原歌会、学生短歌会も非常に活発で立命短歌会は四十年ぶりに活動が再開されたりと、常に何かの動きが起こっている場所。それが関西なのです。

    今回そんな関西で文学フリマが開催。
    もちろん関西の短歌クラスタからも出店がありました。
    あちこちあるんだけど、購入したところだけ。
    まずは、うたらば。
    今回は短歌男子というスーツ男子十名による短歌同人誌をメインアイテムにすえて販売。うたらばの既刊も販売配布してましたが、何よりもこの短歌男子がすごい。本気です。文フリでの販売のほかに通販でも購入可能です。スーツ男子(一部眼鏡あり)好きの方は是非。

    その隣はちょっとした秘密短歌倶楽部。Cherry Angels。エロきゅん短歌倶楽部という形で非公開で活動されていましたが今回冊子を販売。こちらも通販あり。詳細はツイッターで検索を。
    さらに隣は六条くるる君の活動母体、六条会。説明は六条くるるで検索するか、ツイッターでも本人のアカウントと六条くるるbotがあるのでそちらをご覧いただければ。今回は処女歌集とエッセイ集(買い忘れた…)が販売。歌集完売に付き急遽通販も対応予定だとか。

    その隣はかわいい七人の短歌女子によるアンソロジーを販売しためためたドロップス。ところで、ドロップスって、甘いだけじゃないって知ってる?
    (関係者各位:読んだらこれ、かわいいだけじゃなくてめっちゃ切ないんですけど!)

    立命短歌会は復活の立役者にも久しぶりに会えて、大変そうだけど彼も頑張っているなって思ったところ。本誌の重厚さとおまけ漫画の日常のギャップで二重に楽しめるようになっています。再開の経緯なども書かれておりますので今回のことがきっかけにOB、OGの方にも行き渡りますことを。

    つながりのある方が所属されている歌人集団ナイルのグループ四季も今回初出店。作品集「おらの」や各種アイテムを販売していました。手作りのあ温かみある冊子が何より目を惹きます。通販あり。ちなみにナイルは八月に横浜でシンポジウムを開催する予定。

    何らかの歌詠みたちも今回出店。短歌の夜明けらしきものをもういちどとメンバーでもある飯田彩乃さんの歌集、短歌ポストカードの販売。短歌の夜明けらしきものをもういちどは素敵です。

    他にも短歌関係はそれぞれの学生短歌会が出店していたり、率さんが出店されていたり、開始二十分で売り切れた(詳細は不明ですが)中東短歌があったりと、配置も含めて大盛り上がりだったと言えるでしょう。

    短歌以外にも名古屋大学の文芸サークル(大学時代にちょろっと縁があった)が出店しており、自分の専攻以外の分野の専門用語を選んで意味を調べずに小説を書くという試みをされた作品集を販売。
    また、西岡兄弟さんも出店しており、出版された本にポストカードなどのアイテムも販売されていました。

    会場について思うことはレポートのほうに書いたので割愛。

    当日は、東から西から出店している方々や前日の天下一短歌会の本戦に進んだ方、純粋に文フリ目当てで来場された方など多数の方にお会い、再会できました。打ち上げにも参加し、今後のことについて色々な話もしましたし、現状報告したり、相談のったり。こういう機会があることは本当にありがたいことだなと思っています。

    改めて当日お会いしたすべての方に最大級の感謝を。
    今後ともよろしくお願いします。

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