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2011年4月16日 (土)

三月の歌

裏側では、すべて捨ててた。

短歌サイトうたのわに投稿した一ヶ月の歌のまとめの記事です。
これは三月に詠んだ歌の一覧。

満開の桜の下で「サヨナラ」と言えばよかった 空も泣いてた
線引きがいつも見えない 僕たちはちょっとの間ただの学生
左手の中指がする自己主張「かまってよ、ねえ」 物に触れると
一桁の気温が続く毎日は星に別れが告げられなくて
今日もまたさがしに行こう 目を閉じて心を満たす世界の音を

知ることは無駄ではないと思いつつ初の福岡、初の出張
強く強く右手左手握りしめみんなの無事をただ祈るだけ
一人ではできないことも手をとってできることから明日を作ろう
ばたばたと駆けずり回り七日間消えうせてった曜日感覚
あふれ出る涙がずっと止まらない優しき心つぶやかれてく

掴み取る未来という名の希望たち絶対、復活してやるからね
「写真とか、できなかったね」春の雨最初で最後 君の家まで
いつもより十分寝坊した朝にスカイブルーの風を吸い込む
通過した特急列車起こす風誰かを拒絶するのはやめた
普段ならずいぶんしたを通るだけ少しレトロな街を市バスで

何度目の「ただいま」だろうこの場所に伝える人のいる嬉しさが
触れるのは確かめたくて形にはできないものではかられるもの
あの時は見上げてた場所今日僕は、西へ向かうよ春風の中
窓側の席は満席 誰ひとり窓の外には視線を向けず
人生の分かれ目だった神戸行き選んだ未来光か闇か

ただひとつかさねた歳の重さかな朝の光がちょっと眩しい
トゲなんてどこにももっていませんよどうして顔をしかめているの?
満開の桜の花を見る前に旬の食材五感で食す
サヨナラですべてが消える今までの時間も声も近くの距離も
からっぽのさよならだったはじめからしっていたんだしらんふりした

現在が一瞬にして過ぎていく一つ一つの思い出たちも
目覚めたら消えてしまった歌がある夢の中でもうたのわの中
宵闇がふわりふわりと広がって身体の芯が浮かんでいける
吹き出しの丸みに気付く優しさはくすぐったくて実は嬉しい

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