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2011年2月12日 (土)

一月の歌

ふわふわふらふら

この日記はトーヤ名義で参加しているWeb短歌サイトうたのわで今年一月に詠んだ歌の一覧です。

長々と車連なる成田山今日は土曜日、今日は土曜日
概念でしかない時間 僕たちの距離を測れるものさしじゃない
吹く風に身体震わせ肩並べ違う呼び名で今日を飾ろう
ぶち抜いた2010勢いで2011駆け抜けようぜ
わけるのは重たい荷物だけじゃない繋ぐ未来も生み出す今も

初売りで流れていない車たち木枠で区切る現代と過去
今までの出会いはすべてプラクティス自分探しも恋も短歌も
転寝を誘う日差し 日が落ちて明日を忘れるホットミルクで
前だけを向いて一歩踏み出したたくさんの手が背中を押して
真っ白な衣纏いて翼竜は凍てつく風と空の彼方へ

エンジンの木霊がぷつり途切れたら冬空の下自転車ぽつり
ストーブにかけてた薬缶大切にされてない手を湯気が包んで
縮めてもこめた思いはそのままでこれからもっと小さくなっても
独りでは手にしなかった本だろう普段と違う重みも感じ
脳内をめぐる信号大規模な書店の中をめぐる僕らは

目より手はあなたを語る雄弁に指の間に見えた傷跡
青だけが見えてる空はいい事も悲しい事も奪い去ってく
反射する真白き大地蓄えた命の水が奪われるよう
傷ついて傷つけあってまた一歩変わった距離と変わらぬ空気
真っ黒な手袋の上 ふわり、しろとけぬ想いを届けてくれた

花はまた種を生み出し地へと蒔く見えぬ明日を待ちわびながら
背中には瞳がなくて自転車をこぐ音すらも白く消え行く
気まぐれな雪がわたしに味方する普段じゃおきぬ奇跡を見せる
この次に集まれば出る台詞かなきっと今年もはじまりは雪
ただ背中押したんじゃない抽斗にしまった声が聞こえていたんだ

ぼんやりと地上に届く光でも誰かをきっと照らしてくれる
いつまでもここにはいられないことをしっているからもえつきたいよ
柔らかな金属音に包まれて旅立ちの日の夜は更けてく
オリオン座頭上輝く十一時たった一人のプラネタリウム
上を向く心をくれた太陽と差し伸べられた温かな手が

ひび割れが生まれては消えまた生まれ働き者の手である証
がっちりと交わした握手最大の賛辞に変わる好敵手かな
両肩にのしかかるもの毎日を乗り切るための鎧になれず
情熱の歌と変わりし怪盗が盗んだものは観客の心
本当は僕らが渡すものだから「ありがとう」を花束にして



おまけ
期間の都合で去年12月に詠んだけど紹介できなかったもの

テーマ インターネット
「さよなら」は言い換えてみた「じゃあ、またね」電子の海に絆は残る

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