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2010年5月 5日 (水)

二月の歌

うたのわというWeb短歌サイトで二月中に詠んだ歌の一覧です。
詞書(歌の前にある簡単な説明文)だとか歌へのひとことは掲載してません。
気に入った歌がありましたら幸いです。
タダよりもおいしいものはありませぬ有名店ならなおさらおいし
今だけはとにかく何でも言えるから無料試飲で朝を決めたり
そのままじゃ使えないのさ本質はうまい言い方見つけられない
底冷えがしているけれどこの雨は夜更け過ぎてももうずっと雨
コツコツと金槌ならせ棚つくれ進む速度は秒針のテンポ

食材も調理の仕方も無限大 人の数だけ集いしレシピ
触れられぬされど愛しきそのしぐさ今日と二十日後、あなたの日だよ
今までで本気で一番おいしくて顔染めながら「おかわり、もらえる」
また一歩小さくだけど踏み出せた積み上げた高さいつか越えたい
撮影のための演出、ではないが霙の後は瞬く間に青

九かける九のマス目とにらめっこ時々鳥になってみようよ
ひとという漢字を今はかけません私だけではかけているから
まどろみをかき消す一言「雪降っとる!」誰かの涙でありますように
寒暖の差だけが決めるわけでなし薄まっていく季節のこころ
両の手に潤い与え過ぎる日々要らなくなったら季節が変わる

惚気でもあなたの支えになるのなら伝えて幸せ伝播するから
存在を忘れて一日終わる頃欠伸とともに自己主張する
携帯の充電はいつ切れるだろう今宵の鼓動明日に伝う
柔らかな落ちて行く陽は教えてる四時の明るさ流れる季節
落ち着けぬ時間が高く積まれてく詠めぬ時間は同じく積まれ

立年の鼓動を刻む冬の夜暖房要らぬ心も燃えろ
小さな輪後一月で最大に縁と縁とでつくろ、イベント
書を持ちて春の城下へ出かけよう本とサブカル、音楽で遊べ
選んでる間は一人勝ちだけど実は隣の芝生は青い
歌い手の祈り届きし金曜日間に合いました! 滑り込みでも

のぼりゆく煙とにおい梅の花咲いていますか咲いていますか
六冊の本が呼んでる「ねえ、買って」選べなかった歌人の小説
何一つ興味を惹かれるところなし紙に書いたら薄っぺらです
返信のイラスト何よりかわいくて話題にできなかった仕事帰り
実際に会えたらどんな話しよう?まずは誕生日おめでとう、かな

きっと昨日サヨウナラする夜だった今まで本当にありがとう湯たんぽ
どしゃぶりも好きや嫌いがあるのだろう雨にも嫌われてるのか私
気がつけばみんな何処かで呟いてひとりぼっちじゃないのにひとり
切り裂いた時間の波の向こう側終着駅は耳だったりね
言われたい「その発想はなかった」とだから答える貴女の無茶振り

懐かしき遊び場だったアーケード下りるシャッター本音を隠して
冬の雨城下の街を濡らしてく暖めるのは人の心で
君からの紙飛行機を待っているいつからそれが封筒になり
いまきっとガラスの何かを身に着けて投稿時間と戦っている
「あまくはさ、ないけどごめんね」と再び聞こゆ手作りクッキー

「控えめな甘さを変えて欲しかった」「溶かして欲しい」やっぱ言えない
当分は離れられそうにもなくて今夜もお世話になります湯たんぽ
千円で暖かいそばとかつ丼にありつけるから名古屋に出よう
網の目のように巡る脈二対広げゆくなり信州の熱
いつもとは違う風景味わっていつもと違うカフェでケーキを

深み増す味も時間も九十秒一日歩いた意味も深めよ
忘れてた今日は二月の十四日選んだケーキチョコレート味
「甘いもの、俺好きなんだ」ちょっとだけ口に出しても許される今日
伝えれぬ秘めた思いを抱えてて生殺していく貴女と私
ありのまま切り取るならば価値となる?ただのつぶやきツールに変えて

夏の日の午前二時にいる理由あり誘惑された君の心に
詠む時は時間と場所を考えてうさぎのように油断も禁物
突っ走るスルーしてきた給水所ドリンク欲しい残りは5キロ
熱帯びる鍵盤と指つむぎだす最終幻想リミックスして
もしこれをキロにしたならだいたいは我が家と近畿大学の距離で

秘めたもの膨らんでゆく歌の中24時間前と向き合う
雨降れば水溜めるなりアスファルト肌に潤い一緒に溜める
刻むのを止めてしまったその時を永遠として留めおくなり
この星は永久に生きてはいけないと守る楔を打ち込んだ今日
己知り、地形を知ればその先は見えてきたなり銀色の光

のしかかる重みが首をもたげてく不安と戦う十時の孤独
警鐘を鳴らせど鳴らせど今だけは鐘取り外させ喉にスプレー
ガラス窓差し込んでくるオレンジがわずかずつでも長く見られて
「頑張って頑張りすぎちゃいけないよ」頬を緩める音が伝える
契約の更新間近です手続き願います 免許

俯いて変化も知らず帰り道引き寄せられるように三日月
人情派刑事が消えたブラウン管大好きだった母のまなざし
救えない毎日だから掬えない?普通と呼べる欠片こぼれて
数分で今日が昨日と切り替わる力を抜いてぽつり「終わった」
目に見える指標は誰もが欲しくなるリアルタイムでなかったとしても

似せてるの憧れだったあの人に近づきたくて生まれ変わって
雪とけてやってくるのは春だけどもう少しだけ待ってくれない?
(よかった)と届けられない思いたちどこかであなたのリズムに触れたい
一日が抜け落ちてった土曜日の夜の議題を探す日曜
無理せずに頑張ってなんてよく言うよ自分が何より無理するくせに

舌先が記憶している理想形たどり着けない場所だとしても
こんなにもいい天気だしお布団を干したらいいと頭は言うよ
期せずしてジグザグ打線組まれてくまったく違う彩の歌
十桁の二が並ぶ日もいつか来る僕はいないし、君もいないが
行き帰り安全確認しながらも探してしまう今日会いたくて

「そういえばこれにも出てたね」食卓に並んでいるのはカップラーメン
毎朝の密かな楽しみ消えていく広告欄の新刊案内
デートとはいえないけれど同じ時同じ地点で貴女と会える
発見が二ヶ月後にやってくる(高さ調節、背もたれの可動)
ほかほかと身体流れる熱いお茶今夜はちょっと遠慮させてね

もうだめと両脚(あし)が悲鳴をあげたとき見える景色は何色だろう?
今日ならばいけると思い勇気出す押したボタンは青の「つめたい」
国という概念だけで喜憂するいつもはまったく気にしないのに
普段からおなかが空いてつらいのは生きる力を振り絞るから
スイッチを切り替えましょうあの椅子に座れば頭は仕事モードに

見た目より食べて身体は理解するおなか一杯菜の花にして
吹く風はやさしく通り過ぎてゆく違う冷たさその身に抱え
年輪を独り占めしたい夜だけどやっぱ無理そうだから半分
この音で覚醒させよ永久に燃ゆ己が武器の赤き炎を
たぶんもうすることはないダイスロール手に取ることもできないだろう

世の中の理不尽つもりつもったら変わってほしい大きな幸せ
安価だし安易な思いつきだけどおいしいものはおいしいのです
集めよう好きな音楽好きな歌明日の心が晴れ渡るなら
慎重に慎重重ねたつもりですそれでも粗は出てくるものね
雨の日に潜む危険は数あれどパンク見つけたときのため息

運んだよ季節をすすめる種たちを種だけじゃなく養分も合わせ
どきどきが膨らんでいく同期中どんな驚き伝えてくれる?
パンクして右のブレーキゆるくなりチェーン外れてまたパンクして
流行が描いています円でしてぽつぽつと見る吸血鬼たち
鍵盤の上を踊っていきましょうエクセルよりもワードが得意
中心が異常を伝えているのだろうこの星長く生きすぎてると

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